メールとLINEで既存客とつながる — 新規獲得より安い
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新規顧客の獲得コストは、既存客への再販の何倍にもなります。リストを持つ意味と、運用の最低限を整理します。
自社で持てる接点を作る
SNSのフォロワーや検索順位は、プラットフォームの仕様変更で一夜にして失われます。アカウント凍結、アルゴリズム変更、サービス終了。いずれも自社ではコントロールできません。
これに対し、メールアドレスと電話番号は自社の資産です。どのプラットフォームが変わっても、直接届けられます。
メールとLINEの使い分け
| メール | LINE公式アカウント | |
|---|---|---|
| 到達率 | 迷惑メール判定のリスク | 高い |
| 開封率 | 低め | 高い |
| 情報量 | 長文が書ける | 短文向き |
| 費用 | 安い | 配信数で従量課金 |
| 向く業種 | BtoB、検討期間が長い商材 | 店舗、BtoC、リピート商材 |
リストの集め方
- 顧客登録時 … 購入・来店の際に自然に取得
- 特典と交換 … 資料、チェックリスト、クーポン
- セミナー・イベントの申込み
- 店頭でのQRコード
同意なく取得した連絡先に広告を送るのは違法です。特定電子メール法により、原則としてオプトイン(事前の同意)が必要で、送信者情報の明示と配信停止の導線も義務です。
何を送るか
売り込みだけを送ると、すぐ解除されます。目安は「役に立つ情報7割、案内3割」です。
- 季節の実務情報(BtoBなら、決算、年末調整、法改正)
- 使い方・活用事例
- よくある質問への回答
- 新商品・キャンペーンの案内
- 店舗なら、営業時間の変更、新メニュー
頻度
月1〜2回が無難です。忘れられない程度で、うるさくないライン。頻度を決めて守ることのほうが、内容の完成度より重要です。
運用の最低限
- 配信停止の導線を必ず入れる … 法的義務であり、解除しづらいと苦情や通報につながります
- SPF・DKIM・DMARCを設定する … 設定していないと迷惑メール扱いされ、届いていないことに気づけません
- 開封率・クリック率を見る … 反応のあるテーマが分かります
- リストの鮮度を保つ … 長期間反応のないアドレスは配信から外すと、到達率が上がります
LINEの注意点
- 配信数に応じた従量課金 … 友だちが増えるほどコストが上がります。全員に一斉送信ではなく、セグメント配信を使う
- ブロックされると復活できない … 頻度と内容に注意
- アカウントはLINE社のプラットフォーム上にあり、規約違反で停止されるリスクは残ります
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