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学習塾・教室を開く — 許認可は不要でも、特商法と消費者保護は効く

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塾の開業に許可は要りませんが、一定の条件に当たると特定継続的役務提供として厳しい規制がかかります。物件と集客も含めて整理します。

目次(5 項目)
  1. 許認可は原則不要
  2. 特定継続的役務提供に注意
  3. 個人情報の扱い
  4. 物件と初期費用
  5. 集客

許認可は原則不要

学習塾やスクールの開業に、業種特有の許認可はありません。ただし建物の用途や消防法の制約は受けます。物件を決める前に次を確認してください。

  • 用途地域 … 住居専用地域では規模により制限があります
  • 消防 … 収容人数によって防火管理者の選任、消防設備が必要
  • 建物の用途変更 … 事務所や店舗を学習塾に変える場合、規模によって確認申請が要ることがあります

特定継続的役務提供に注意

特定商取引法は、一定の役務を継続的に提供する契約を規制対象にしています。学習塾・家庭教師・パソコン教室・語学教室などは対象で、次の条件に当たると規制がかかります。

  • 契約期間が一定を超える
  • 契約金額が5万円を超える

該当すると、契約前の概要書面・契約時の契約書面の交付が義務になり、クーリング・オフ(8日間)と中途解約権が認められます。中途解約時の違約金にも上限が定められています。

「年間一括払い・返金不可」という規約は無効になる可能性が高いので、料金体系を設計する段階で確認してください。月謝制にすると、この規制の多くを回避できます。

個人情報の扱い

生徒の氏名、住所、学校名、成績は個人情報です。成績や志望校は特に慎重に扱う情報で、漏えいは信用に直結します。プライバシーポリシーを用意し、名簿の保管・持ち出しのルールを決めてください。

物件と初期費用

  • 自宅の一室 … 費用ゼロだが、規模が限られ、家族の生活と分離しにくい
  • 賃貸(10〜20坪) … 保証金+内装+机・椅子・ホワイトボードで100〜300万円程度
  • オンライン専業 … 初期費用は最小。ただし競合が全国になります

集客

商圏が狭いので、やることは絞られます。

  • チラシのポスティング … 塾業界では今も主力。入塾が決まる時期(2〜3月、夏期講習前)に集中投下
  • Googleビジネスプロフィール … 「地域名+塾」で必ず見られます
  • 紹介 … 既存の生徒・保護者からの紹介が最も成約率が高い。紹介特典を用意する
  • 無料体験 … 体験から入会への導線を先に設計しておく

合格実績が出るまでは実績で戦えません。指導方針、講師の経歴、1人あたりの生徒数など、通う前に分かる情報で選んでもらう設計にしてください。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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