誰に、いつ渡すものか
会社紹介資料は、次の場面で使います。
- 初回の商談で、自社を説明するとき
- 問い合わせへの返信に添付するとき
- 採用候補者に会社を説明するとき
- 金融機関や取引先の審査で提出するとき
共通するのは「相手がまだ自社を知らない」ことです。業界の内輪の言葉や、自社にしか通じない略語は使えません。
10 枚の構成
- 表紙 … 社名、ロゴ、1 行の説明、日付(版管理のため)
- 私たちは何者か … 誰の、どんな課題を、どう解決するか。ここを 1 枚で言い切る
- 課題の背景 … なぜその課題が生まれているのか。統計や業界の状況を使う
- 提供するサービス … 具体的な内容。図で示す
- 他と何が違うか … 比較表にすると伝わりやすい。ただし競合を貶めない
- 導入の流れ … 問い合わせから提供開始まで、何が起きるか
- 実績・事例 … 創業期は最も弱い部分。1 件でも具体的に書く
- 料金 … 出せるなら出す。「要見積り」だけだと問い合わせの前に落とされます
- 会社概要 … 商号、設立、所在地、代表者、資本金、取引金融機関
- 問い合わせ先 … 担当者名、電話、メール
創業期に効く 3 つの補強
①代表者の経歴を出す
会社に実績がなくても、代表者個人には経験があります。「前職で〇〇を 8 年担当」という一行が、会社の信用を肩代わりします。顔写真も入れてください。
②設立年月を隠さない
設立が最近であることを隠すと、後で分かったときに不信を招きます。むしろ「なぜ今この会社を作ったのか」を語るほうが、記憶に残ります。
③実績が 1 件もないとき
試験導入、無償トライアル、前職での担当実績(守秘義務に触れない範囲で)でも構いません。「導入企業ゼロ」のページを作るくらいなら、想定される利用シーンを具体的に描いたほうが伝わります。
作り方の実務
- 1 スライド 1 メッセージ … 詰め込むと何も残りません
- 文字は 14pt 以上 … 画面共有でも紙でも読める大きさに
- PDF で渡す … レイアウト崩れと、勝手な編集を防げます
- ファイル名に日付を入れる … 「会社紹介_20260911.pdf」。相手の手元に古い版が残るのを防ぎます
資料は一度作って終わりではありません。商談で説明しにくかったページ、質問が集中したページを毎回メモして、月に 1 度直す。この改訂を続けた資料は、そのまま営業トークの台本になります。
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