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採択されてから入金までの資金繰り — 補助金は「立て替え」から始まる

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採択通知が来てもお金は入りません。交付決定・事業実施・実績報告・確定検査を経てようやく入金。この期間の運転資金をどう作るかが本番です。

目次(4 項目)
  1. 入金までの流れ
  2. 最大の落とし穴は「交付決定前の発注」
  3. 立て替え資金をどう作るか
  4. 実績報告でつまずかないための準備

入金までの流れ

  1. 公募・申請
  2. 採択通知 … ここではまだ 1 円も入りません
  3. 交付申請 → 交付決定 … 経費の内訳が確定します。交付決定前に発注・契約した経費は対象外になるのが原則です
  4. 事業の実施 … 自己資金で支払います
  5. 実績報告 … 領収書、契約書、写真などの証拠書類を提出
  6. 確定検査 → 補助金額の確定
  7. 請求 → 入金

申請から入金まで、短くて半年、長ければ 1 年以上かかります。

最大の落とし穴は「交付決定前の発注」

採択されたと聞いて、すぐに設備を発注してしまう例が後を絶ちません。多くの制度では交付決定日より前に発注・契約・支払をした経費は補助対象外です。急ぎたい気持ちは分かりますが、交付決定の通知を受け取るまでは、見積りを取るところで止めてください。

立て替え資金をどう作るか

  • つなぎ融資 … 日本政策金融公庫や信用金庫に、補助金の採択通知を持って相談します。入金が確実な債権があるため、通常の運転資金より説明はしやすくなります
  • 概算払い・中間払い … 制度によっては認められています。公募要領で確認してください
  • 支払条件の交渉 … 設備の納入業者に、検収後 60 日払いなど支払サイトを延ばしてもらう。ただし補助金の実績報告までに支払が完了している必要がある制度が多いので、要確認です

実績報告でつまずかないための準備

確定検査で経費が否認されると、その分は自己負担になります。よくある否認理由は次のとおりです。

  • 相見積りを取っていない(一定額以上は複数社見積りが必要な制度が多い)
  • 支払の証拠が不十分(現金払い、振込名義の不一致)
  • 補助対象外の経費が混ざっている(汎用パソコン、既存事業の運転資金など)
  • 事業実施期間外の支出

交付決定の時点で公募要領の経費区分を読み直し、発注前に「これは対象になるか」を事務局に確認する。この一手間で、数十万円の否認を防げます。事務局への問い合わせは無料です。

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