退職日までにやること
- 退職届の受理 … 書面で受け取る。日付と理由(自己都合か会社都合か)を明確に
- 業務の引き継ぎ
- 貸与物の返却 … PC、携帯、社員証、鍵、制服、健康保険証(扶養家族分も)
- データの削除・アカウントの停止 … 退職日に実施
- 秘密保持の誓約書(退職時)
- 未消化の有給休暇の処理 … 取得させるか、買上げ(退職時の買上げは例外的に可能)
退職後の手続きと期限
| 手続き | 提出先 | 期限 |
|---|---|---|
| 健康保険・厚生年金の資格喪失届 | 年金事務所 | 5日以内 |
| 雇用保険の資格喪失届 | ハローワーク | 10日以内 |
| 離職証明書(離職票が必要な場合) | ハローワーク | 10日以内 |
| 源泉徴収票の交付 | 本人 | 退職後1か月以内 |
| 給与支払報告に係る給与所得者異動届出書 | 市区町村 | 退職の翌月10日まで |
離職票を必ず出す
離職票がないと、本人は失業給付を受けられません。本人が希望する場合は必ず交付してください(59歳以上の場合は本人の希望にかかわらず必要)。
- 離職理由の記載が重要 … 自己都合か会社都合かで、給付制限の有無や所定給付日数が変わります
- 事実と異なる理由を記載してはいけません
- 離職票は会社経由で本人に渡すか、ハローワークから直接送付されます
住民税の扱い
特別徴収していた住民税は、退職の時期で扱いが変わります。
- 1〜4月の退職 … 5月までの残額を一括徴収(最後の給与・退職金から)
- 6〜12月の退職 … 本人が普通徴収に切り替えるか、本人の申出により一括徴収
本人に説明しておかないと、後から高額な納付書が届いて驚かれます。
最後の給与と退職金
- 賃金は請求があれば7日以内に支払う義務があります(労働基準法23条)。通常は次回の給与支給日でよいが、請求されたら応じる必要があります
- 社会保険料の控除は、資格喪失日が属する月の分は不要(月末退職の場合は当月分まで必要)
- 退職金がある場合、「退職所得の受給に関する申告書」を提出してもらうと、税額が有利になります
会社都合と自己都合
離職理由は本人の給付に直結します。会社都合(解雇、退職勧奨など)にすると、
- 本人は給付制限なしで失業給付を受けられます
- 会社は一部の助成金が受給できなくなることがあります
事実に基づいて記載してください。本人と認識が食い違う場合、ハローワークが判断します。
退職後のトラブル防止
- 引き継ぎの内容を文書に残す
- 顧客との関係が個人に依存していないか確認する
- 顧客情報・営業秘密の持ち出しがないか … 誓約書と、アカウントのログ確認
- 退職者への連絡先を確認しておく(源泉徴収票の送付など)
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