配送手段の比較
| 費用 | 日数 | 追跡 | 向く荷物 | |
|---|---|---|---|---|
| 国際郵便(小形包装物等) | 安い | 1〜3週間 | 種別による | 軽量・低価格 |
| EMS | 中 | 3〜7日 | あり | 中価格帯 |
| 国際宅配便 | 高い | 2〜5日 | あり | 高価格、急ぎ |
| フォワーダー・混載便 | まとめると安い | 数週間 | あり | 大量・定期 |
小口の越境ECでは、送料が商品価格を上回ることが珍しくありません。価格設定の前に必ず試算してください。
送料の扱い方
- 商品価格に含める … 「送料無料」は購入率を上げますが、原価に必ず織り込む
- 実費を別途請求 … 国・重量で変動するため、購入時に自動計算する仕組みが要ります
- 一定金額以上で無料 … 客単価を上げる効果があります
関税と税金を誰が払うか
ここを明示しないと、最も多いクレームの原因になります。
- DDU / DAP … 受取人が関税・輸入消費税を支払う。受け取り時に請求され、「聞いていない」というトラブルになりやすい
- DDP … 送る側が関税まで負担して届ける。購入者の体験は最も良いが、価格に織り込む必要があります
商品ページに明記してください。「関税・輸入時の税金はお客様のご負担となります」の一文があるかないかで、クレーム率が変わります。
各国の免税枠
多くの国に少額輸入品の免税枠がありますが、金額は国ごとに異なり、頻繁に改定されます。また、免税枠が縮小・廃止される動きもあります。最新の制度を確認してください。
書類
- インボイス(仕入書) … 品名、数量、価格、原産国。内容を偽ると法令違反です
- HSコード … 品目分類。誤ると関税率が変わり、追徴のリスク
- 原産地証明 … EPAを使う場合
- 品目によっては、輸出許可、衛生証明、成分表
返品の設計
国際返品は送料が高く、実務上ほぼ成立しません。
- 返品不可とする … ただし販売先の国の消費者保護法が適用される場合があります
- 返金のみで、返送は求めない … 低単価の商品では、返送コストより安い
- 現地に返品拠点を持つ(取扱量が増えてから)
返品ポリシーは、販売するプラットフォームの規約と、相手国の法令の両方を確認してください。
破損・紛失への備え
- 保険をかける … 配送サービスのオプション
- 梱包を強化する … 国際配送は国内より扱いが荒くなります
- 追跡できる方法を選ぶ … 「届いていない」と言われたときの唯一の証拠
代行サービスを使う
初期は越境EC対応の物流代行を使うのが現実的です。通関書類、関税の計算、配送手段の選定をまとめて任せられます。取扱量が増えてから自社運用を検討してください。
無料
会社をつくった人に、最初に届く 1 冊
決算の進め方、PL のつくり方、創業時にやったほうがよい 10 のこと。 設立から 1 か月以内の方へ毎月お届けします。購読は無料で、 あわせてテンプレートの配布と無料ウェビナーもご利用いただけます。
