補助金の事業計画書をどう書くか — 審査項目の順に書く
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良い事業でも、書き方を外すと落ちます。審査項目を見出しにする、数字で根拠を示す、図表で読ませる。この3つが基本です。
審査員の読み方を想像する
審査員は限られた時間で多数の申請書を読みます。探している情報が見つからない申請書は、そこで点が入りません。凝った文章より、探しやすさが優先されます。
鉄則1:審査項目を見出しにする
公募要領には審査項目が明記されています。その項目をそのまま見出しにして、その順番で書いてください。
例えば審査項目が「①事業の必要性 ②実現可能性 ③政策的意義 ④収益性」なら、申請書の見出しもその4つにします。審査員が該当箇所を探す手間がゼロになります。
鉄則2:数字で根拠を示す
「売上が大幅に伸びる見込み」ではなく、次のように分解します。
現在の来客数は1日平均40人、客単価1,200円。本事業により席数を12→20に増やし、ピーク時の回転率が1.8→2.4に改善する。これにより1日平均来客数は56人(+40%)、年間売上は約2,450万円(現状比+40%)を見込む。
この形にすると、審査員は数字の妥当性を検討できます。検討できない計画は評価できません。
鉄則3:顧客を具体的に書く
「幅広い層に需要がある」は最も弱い書き方です。
- 誰が(年齢・職業・地域・企業規模)
- どんな場面で困っていて
- 今はどうやって解決していて
- なぜそれが不十分で
- いくらなら払うのか
見込み客へのヒアリング結果、すでにある引き合い、アンケートの回答があれば必ず入れてください。一次情報は強い根拠になります。
構成の型
- 事業概要 … 1ページで全体像。ここだけ読んでも分かるように
- 自社の現状 … 沿革、強み、現在の売上構成
- 課題と背景 … 市場環境、自社の制約。統計データを引用
- 本事業の内容 … 何を、いくらで、いつ導入するか。図や写真を入れる
- 期待される効果 … 売上・コスト・時間の変化を数値で
- 実施体制とスケジュール … 誰が担当するか、月単位の工程
- 収支計画 … 3〜5年の売上・利益・付加価値額
やってはいけないこと
- 公募要領を読まずに書き始める … 対象外の経費を計上して失格になります
- 専門用語をそのまま使う … 審査員は業界の専門家とは限りません
- 文字だけで埋める … 図表・写真があるだけで読みやすさが変わります
- 他社の申請書をコピーする … 類似の申請書は検出されます
- 分量制限を無視する … ページ数の上限は守る
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