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創業期の資金計画の作り方 — 開業前に6か月先まで描く

1 分で読めます

何にいくら使い、いつ現金が底を打つのか。開業前に作っておくと、借入額も撤退ラインも自分で決められます。

目次(6 項目)
  1. 3つの表を作る
  2. 初期投資の一覧
  3. 月次の損益計画
  4. 資金繰り表が本番
  5. 借入額はここから決まる
  6. 開業後は毎月更新する

3つの表を作る

  1. 初期投資の一覧 … 開業までに一度だけ出ていくお金
  2. 月次の損益計画 … 毎月の売上と費用
  3. 資金繰り表 … 実際の入出金。これが最も重要

初期投資の一覧

  • 法人設立費用(20万円前後)
  • 物件(保証金、仲介手数料、前払賃料、内装工事)
  • 設備・什器・PC・ソフト
  • 初期在庫
  • 許認可の申請費用
  • Webサイト、ロゴ、名刺、看板
  • 開業時の広告費

ここに予備費として1〜2割を乗せてください。見積りどおりに収まることはまずありません。

月次の損益計画

売上は単価 × 数量で積み上げます。「月100万円くらい」ではなく、「客単価5,000円 × 1日8人 × 25日 = 100万円」という形にします。

そのうえで、3本のシナリオを作ります。

  • 最低 … これだけは確実に見込める水準
  • 標準 … 現実的な想定。融資の申込みはこれで
  • 上振れ

創業期は、売上が計画どおりに立つまで3〜6か月かかるのが普通です。初月から標準ケースで計算すると、確実に資金が足りなくなります。

資金繰り表が本番

損益計画と違い、実際にお金が動くタイミングで書きます。

  • 売上ではなく回収(掛売りなら1〜2か月後)
  • 仕入ではなく支払
  • 借入金の元本返済(費用ではないが現金は出る)
  • 社会保険料、源泉所得税
  • 決算月の2か月後の納税

この表で、現金残高が最も少なくなる月(資金の底)を見つけます。その底がマイナスなら、①自己資金を増やす ②借入れを増やす ③固定費を下げる ④開業時期をずらす、のいずれかが必要です。

借入額はここから決まる

「いくら借りられるか」ではなく、「資金の底をプラスに保つにはいくら必要か」で決めます。そこに、想定外の事態に備えた余裕を加えます。

同時に、月々の返済額が損益計画で払える水準かを確認します。返済額が月の利益を上回る計画は、返せません。

開業後は毎月更新する

作った計画は、実績と並べて毎月更新してください。計画と実績のずれが、最も早い危険信号です。3か月連続で売上が計画の7割を下回るようなら、計画のほうを作り直す必要があります。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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