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売掛金の回収管理 — 督促のタイミングと切り方

1 分で読めます

回収できていない売上は売上ではありません。入金消込の仕組み、督促の順序、時効まで整理します。

目次(5 項目)
  1. まず把握できる状態を作る
  2. 督促の順序
  3. 回収の優先順位を間違えない
  4. 時効に注意
  5. 予防が最も安い

まず把握できる状態を作る

回収が遅れていることに気づくのが1か月遅れると、打てる手が減ります。最低限、次を毎月確認してください。

  • 売掛金の年齢表 … 請求先ごとに、発生からの経過期間(30日以内/31〜60日/61〜90日/91日以上)で分けた一覧
  • 入金消込 … 請求と入金の突合。会計ソフトや請求書ツールの機能で自動化できます

91日以上の欄に金額が残っている取引先は、回収不能の可能性を検討する段階です。

督促の順序

  1. 期日の数日後:事務的な確認 … 「行き違いでしたら失礼します。ご入金の確認が取れておりませんので、ご確認いただけますでしょうか」。この段階では相手のミスを疑わない書き方にする
  2. 2週間後:電話 … 担当者に直接。支払予定日を確認し、その内容をメールで残す
  3. 1か月後:書面 … 支払期日を明記した督促状。相手の経理責任者や役員宛に
  4. 2か月以降:内容証明郵便 … 弁護士名義にすると効果が上がります
  5. 法的手続き … 支払督促(簡易裁判所・書面のみ・費用が安い)、少額訴訟(60万円以下)、通常訴訟

回収の優先順位を間違えない

取引を続けたい相手に強く出るのは難しいものですが、払わない相手と取引を続けるほうが損失は拡大します。未回収のまま納品を続けると、傷が深くなるだけです。

「入金が確認できるまで次の出荷を止める」という運用を、契約書に書いておくのが最も実効的です。

時効に注意

債権は、権利を行使できることを知った時から5年で時効により消滅します(改正民法)。時効の完成を止めるには、裁判上の請求、仮差押え、相手の債務承認などが必要です。

単なる催促(催告)では6か月しか猶予されません。その間に法的手続きを取らないと時効が完成します。「いつか払ってもらおう」と放置するのが最も危険です。

予防が最も安い

  • 取引前に与信を見る … 登記情報、決算書、支払能力
  • 初回は前金または短いサイトにする
  • 契約書に遅延損害金を定める … 年率を明記しておくと督促に説得力が出ます
  • 1社への依存度を下げる … 売上の3割を超える取引先は、その1社の未払いで資金繰りが崩れます

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経営者のコメント

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