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越境 EC から始める海外販売 — 現地法人を作らずにできること

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海外進出というと現地法人や駐在員を思い浮かべますが、創業期に現実的なのは越境 EC です。出店先の選び方と、関税・配送・決済の実務を整理します。

目次(5 項目)
  1. 創業期に現地法人は重すぎる
  2. 3 つのやり方
  3. 押さえておく実務
  4. 消費税の扱い
  5. 公的支援を使う

創業期に現地法人は重すぎる

現地法人の設立、駐在員の派遣、現地での許認可。いずれも数百万円単位の投資と、年単位の時間がかかります。まず商品が売れるかどうかを確かめる段階では、越境 EC が最も低コストな検証手段です。

3 つのやり方

海外モールに出店自社サイトで海外発送代行事業者を使う
初期費用低〜中
集客モールの集客力を使える自力で集める必要がある事業者による
手数料販売額の 10〜15% 程度決済手数料のみ買取または手数料
実務負担中(出品、問い合わせ対応)大(配送、関税、返品)

最初の一歩としては、国内の越境 EC 支援サービスや、海外発送に対応した EC プラットフォームを使うのが現実的です。決済・配送・関税の処理をまとめて任せられます。

押さえておく実務

①関税と輸入規制
関税は輸入者(多くの場合は購入者)が負担しますが、誰が負担するかを事前に明示しないとトラブルになります。また、食品、化粧品、健康食品、革製品、電池を含む製品などは、国ごとに輸入規制や表示義務があります。売れてから止められると、送料と商品が丸ごと損失になります。

②配送
国際郵便(EMS 等)、国際宅配便、フォワーダー。重量・サイズ・スピード・追跡の有無で使い分けます。送料が商品価格を上回ることがあるので、価格設定の前に必ず試算してください。

③決済と為替
クレジットカード決済のほか、地域ごとに主流の決済手段があります。為替変動のリスクもあるので、価格改定のルールを決めておきます。

④返品
国際返品は送料が高く、実務上返品を受け付けない事業者も多いです。ただし販売先の国の消費者保護法が適用される場合があるので、出店先の規約と現地法を確認してください。

消費税の扱い

商品の輸出は消費税が免税になります(輸出免税)。仕入れにかかった消費税は還付を受けられる可能性があるため、輸出取引が増えるなら、あえて課税事業者を選択したほうが有利になる場合があります。輸出許可通知書などの証拠書類の保存が要件なので、税理士に相談して体制を整えてください。

公的支援を使う

ジェトロ(日本貿易振興機構)は、海外市場の情報提供、専門家への相談、商談会の紹介などを行っており、多くのサービスが無料または低額です。中小企業基盤整備機構や自治体にも、越境 EC 出店を支援する補助金や専門家派遣の制度があります。自力で調べる前に、まず相談してみる価値があります。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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