法人口座が開設できない — 審査で見られる 5 つのポイントと対処
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設立直後の法人口座開設は、マネーロンダリング対策の強化で年々厳しくなっています。落ちる理由はだいたい決まっているので、事前に潰しておきます。
なぜ厳しいのか
近年、犯罪収益移転防止法にもとづく確認が強化され、金融機関は法人口座の開設に慎重になっています。特殊詐欺や資金洗浄に法人口座が使われた事例が背景にあり、設立直後で実績のない法人は、実体の確認が取りにくいという理由だけで断られることがあります。断られても会社に問題があるとは限りません。
審査で見られる 5 点
- 事業の実体 … 何をして、誰から、どうやって売上を得るのか。取引先や契約書、請求書の見込みを説明できるか
- 事務所の実在性 … バーチャルオフィスや自宅登記は不利に働くことがあります。固定電話番号があるかも見られます
- 事業目的の整合性 … 定款の目的が多すぎる、無関係な業種が並んでいると「何の会社か分からない」と判断されます
- 資本金と事業規模の釣り合い … 資本金 1 円で大きな取引を説明すると整合が取れません
- 代表者の確認 … 本人確認書類、経歴、既存の取引関係
通しやすくする準備
申込前に、次を揃えておくと通過率が上がります。
- ホームページ(事業内容・所在地・代表者名・連絡先を明記)
- 会社概要または事業計画の簡単な資料
- 取引先との契約書、発注書、見積書の写し(1 件でもあれば強い)
- 事務所の賃貸借契約書
- 固定電話番号
特に「すでに取引がある」ことを示す書類が 1 枚あるかどうかで結果が変わります。売上の入金先として口座が要る、という具体的な必要性を示せるからです。
どこに申し込むか
実務的には、ネット銀行を先に押さえ、メガバンクは後から取りにいくのが現実的です。ネット銀行はオンラインで完結し、審査期間も短く、振込手数料が安い傾向があります。一方、大手の取引先によっては「メガバンクの口座を指定」と言われることがあるため、事業が動き出したら並行して申し込んでおきます。
断られた場合、同じ銀行に短期間で再申請しても結果は変わりにくいので、別の金融機関に並行して申し込むほうが早いです。信用金庫・信用組合は地域の事業者に対して面談ベースで判断してくれることがあり、創業期には相性が良い選択肢です。
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