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記帳は自分でやるか任せるか — 時間と費用で判断する

2 分で読めます

クラウド会計で自動化できる範囲が広がりました。自社でやる場合の最低限の設定と、任せるべき境界を整理します。

目次(6 項目)
  1. 自動化できる範囲
  2. 前提条件:口座を分ける
  3. 最初にやる設定
  4. 自分でやる場合の限界
  5. 費用の比較
  6. おすすめの進め方

自動化できる範囲

クラウド会計を使うと、次はほぼ自動で処理できます。

  • 銀行口座の入出金 … 連携して自動で取り込み、摘要から勘定科目を推測
  • クレジットカードの明細
  • 決済サービス(クレジット決済、QRコード決済、EC のプラットフォーム)
  • 請求書発行システムとの連携 … 売上の仕訳が自動起票
  • レシートの読み取り … スマートフォンで撮影

ここまで設定すれば、月末の作業は「推測された仕訳を確認して承認する」だけになり、規模によっては月1〜2時間で済みます。

前提条件:口座を分ける

自動化の効果を出すには、事業用の口座とカードを個人用と完全に分けることが不可欠です。混在していると、1件ずつ「これは事業か私用か」を判断することになり、自動化の意味がなくなります。

法人なら当然ですが、個人事業主も事業用口座を作ってください。

最初にやる設定

  1. 事業用口座・カードを会計ソフトに連携
  2. 勘定科目を決める … 使う科目を10〜20個に絞り、以降は揺らさない。期の途中で変えると比較ができなくなります
  3. 自動仕訳のルールを登録 … 「この取引先からの入金は売上」「この引き落としは通信費」。最初の1〜2か月で登録すれば、以降は自動化されます
  4. 消費税の経理方式を決める … 税込経理か税抜経理か

自分でやる場合の限界

次は判断が必要で、間違えると影響が大きい領域です。税理士に確認してください。

  • 減価償却(耐用年数の判定、特例の適用)
  • 期末の決算整理(経過勘定、引当金、評価減)
  • 消費税の課税区分(非課税・不課税・軽減税率)
  • 役員関連の取引(役員報酬、役員貸付金、社宅)
  • 資産の取得・除却
  • 補助金の会計処理(圧縮記帳)

費用の比較

自社入力記帳代行
会計ソフト月3,000円前後月3,000円前後(事務所負担の場合も)
記帳の費用0円月5,000〜30,000円
自社の作業時間月1〜5時間資料の受け渡しのみ

月2万円の記帳代行を頼むと年24万円です。自社でやって月3時間なら年36時間。その36時間を営業に使ったらいくらになるかで判断してください。

おすすめの進め方

創業初期は自分でやることをおすすめします。理由は費用ではなく、どの数字がどこから来ているかを理解できるからです。自社の原価構造、固定費の内訳、資金の流れが体感で分かるようになります。

取引量が増えて手が回らなくなったら、その時点で代行に切り替えれば構いません。一度は自分で回した経験があると、任せた後も数字を読めます。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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